「ああああ!行かなきゃ!今すぐ行かなきゃ!」
土曜日の午前中、自宅でまったりとコーヒーを飲みながら青森ローカルの情報番組を眺めていました。
青森市で3日間開催される津軽海峡ブランド博についての情報をレポートしていましたが、基本的に私は混んでいる場所は嫌いなのでそれほど注意を払っていませんでした。
画面をチラ見すると、マギュロウというなんとも目つきが悪いゆるキャラが映し出されていました。
ゆるキャラといいながら、ゆるさはあまり感じられません。
「ゆるくないんだったら、あの方の方が良いのに…」
そう思っていたら、カメラは北海道から出店しているブースへと移動しました。
まあ、津軽海峡博だから北海道も来るだろうと思い、手元の書き物へ目を移したら、耳には北斗市という言葉が聞こえてきました。
「ん?北斗市??」
もしやと思い、画面を見ると、そこには憧れのあの人が映っていました。
そう、北斗市の公式キャラクター、ずーしーほっきーです。
ずーしーほっきーは北海道北斗市の公式キャラクターで。北斗市公式ホームページでは「北斗市の“いいところ”をPRしてゆく宣伝隊長」と紹介されています。
北斗市特産のホッキ貝と、地元のブランド米「ふっくりんこ」を使った、ホッキの握り寿司をイメージしているそうです。
私は札幌の友人に紹介されて以来、ずーしーほっきーの虜なのです。
他のゆるキャラとは一線を画したこのデザインやキャラクター設定に惚れ込んでいます。
これはすぐに駆けつけねばと思い、息子を誘ったのですが、
「え~気持ち悪いから嫌だ」
と言って同行に同意してくれません。
しかし、この機会を逃すと次はいつお目にかかれるか分からないので、家族の白い目に耐えながら1人で駆けつけることとしました。
会場に到着すると、テレビの効果もあってか、めちゃくちゃ混んでいました。
御当地グルメに行列を作る人々をかき分けて、私は北斗市のブースを探しましたがなかなか見つかりません。
きっとずーしーほっきーが立っているはずという思い込みがあったので、なかなか見つけられなかったのです。残念ながらずーしーほっきーは居ませんでした。
売り場の人にずーしーほっきーの所在を訪ねると、現在休憩中とのことで、そのうち出てくるはずと言われました。
ずーしーほっきーグッズを一通り購入して、売り場の人に、私のずーしーほっきー愛を一通り語り、見切れ写真家元の名刺を無理矢理渡してその場を離れました。
開場を見回しても、ずーしーほっきーは見当たりません。しかたなく息子に頼まれたコロッケを探しながら、ずーしーほっきーの登場を待つことにしました。
色々なゆるキャラが登場しては消えていくのですが、なかなかお目当てのずーしーほっきーは出てきません。
会場が混雑して暑くなってきたので、少し外に出て新鮮な空気を吸ったり、フジツボを食べたりしながら時間をつぶし、再び会場に入りました。
すると、ついに、動くずーしーほっきーを見つけました。なんか生きたシラウオの水槽を興味深げにのぞいています。
他のゆるキャラとは違い、あきらかに子供達には受け入れられていません。
それどころか、パンパン叩いてくる子供達を威嚇していました。さすがずーしーほっきーです。
親が一緒に写真を撮ろうとするのから、泣きながら逃げている子どもまでいました。
オッサン一人でグリーティング写真をとってもらうのは、ちょっとだけ恥ずかしかったのですが、このために来たのだから躊躇せずにシャッターを押してもらいました。
行列もできていなかったので、見切れ写真を撮る余裕もありました。
見切れ写真を知らないずーしーほっきーは、見切れていることを心配して、私の手を動かし見切れないようにしてくれましたが、そこは家元ですから、その前に撮影を終えています。
今だったら、大渕弁護士がふなっしーによせる想いを理解できます。
ああ、いつか見切れ写真とずーしーほっきーでコラボしたいなあ。
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