見切れ写真の素晴らしい効果

見切れ写真は実物よりもよく撮れる?

見切れ写真を撮影していると、自分がなんとなく格好良く写ることがありませんか?
私はあります。

こちらの写真を御覧下さい

IMG_1590(2)

われながら不細工で悪人顔です。見ていてうんざりしてきます。

それに対してコチラのクォーター

2015-05-16 11.07.32

老人斑がちょっと残念ですが、かなり良い感じ。

自分で言うのもなんですが、そこそこ見られる顔になります。

だから私は見切れ写真が好きなのです。

なぜ格好良くみえるのか?

脳は見えない部分を勝手に補ってくれます。

フルフェイスで撮影された自分の顔は、そのものズバリ自分の顔全体なので、補いようがありません。

ところが、クォーターの場合、残りの4分の3については脳が補ってくれています。

それも、自分にとって理想的な姿で。

だから見切れ写真は実物よりもよく見えるのです。

これは、自分の写真だけではありません。

他の人の見切れ写真でも同じです。

それが異性だったら、自分にとって理想の異性像で脳が補ってくれるのです。

これについて、なんか説得力のある研究とかできないかなあと、ずっと思っていました

ヒントはテレビにあった

ある時、何となくテレビで「所さんの目がテン!」を見ていたときのことです。

その日の特集は錯覚で体型を補正するという内容でした。

足首だけが露出するようにすると、脳が錯覚して足が細く見えるというものでした。

つまり、隠すことによって理想的な姿に錯覚するということです。

これって見切れと同じじゃん!

さらに番組を見続けていると、その錯覚についての説明がありました。

それは、

アモーダル補完

 

これだ!!!!

さっそくググってみました。

アモーダル(Amodal)補完

物体の遮蔽された部分を補う視覚の補完機能。補完自体は非常に明確な現象ですが、被遮蔽部に対する明確な知覚(例えば、色がついたり、明るく見えたりする)を伴わずに生じることから、非モダリティな補完、アモーダル補完と呼ばれます。これに対して、主観的輪郭の補完(カニッツァ三角形)に代表されるような明確な知覚の変化を伴う補完は、モーダル補完と呼ばれています。

モノの背後を見る脳の仕組みを解明 -視対象の部分像から全体像を復元する第1次視覚野の活動をfMRIで観察-より引用

まさにこれです!

私が探し求めていた答えがここにありました。

 

見切れ写真はアモーダル補完によって男っぷりや女っぷりを数段引き上げます

ああ、なんと説得力のある説明なんだろう。